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「秀英アンチック+」「秀英にじみアンチック」を拡充し、
今秋モリサワから提供
大日本印刷株式会社は、株式会社モリサワに2016年からライセンス提供しているオリジナル書体「秀英体」ファミリーのひとつ「秀英アンチック」シリーズについて、漢字を追加して搭載文字を拡張した「秀英アンチック+」と活版印刷の紙とインクの質感を思わせる「にじみ効果」を加えた「秀英にじみアンチック」の2書体を追加します。モリサワは、この2書体をDTP用フォント製品として今秋に発売するほか、Webフォントサービスでも提供する予定です。
DNP トピックス
「大日本印刷 オリジナル書体「秀英体」の「秀英アンチック」を拡充し、モリサワから発売
― 見出しやコミックの吹き出しに効果的な「秀英アンチック+」「秀英にじみアンチック」を今秋追加発売 ―」
(2020年06月24日)
モリサワ ニュース&プレスリリース
「モリサワ 2020年度 新書体を発表」
(2020年06月24日)
「秀英アンチック+」
辞書の見出しやコミックの吹き出しなどに使用されてきた、仮名文字が太い書体です。「秀英明朝」とは異なり、太い筆で書いたような骨格を持っているため、角ゴシックの漢字と組み合わせても負けない存在感があり、見出し用などに適しています。「秀英角ゴシック」と組み合わせることで、力強いメッセージ性が表現できます。コミックのほか、広告やパッケージ、動画の字幕やプレゼンテーション等のビジネス用など、メッセージを目立たせたいシーンに最適な書体です。
「秀英にじみアンチック」
「にじみフォント」は、「秀英体」の活字で活版印刷された際の自然な“ゆらぎ”や“にじみ”を分析し、その風合いをデジタルフォント向けに再現した書体です。活版印刷では、インクの着いた活字が紙に押し付けられて印刷されるため、インクの“にじみ”や金属活字自体には無い“ゆらぎ”が自然に生じて、それが独特の風合いを生んでいます。紙とインクの質感を思わせる「にじみ効果」を持たせた「秀英にじみアンチック」は、これまでのシャープで均質的なデジタルフォントでは出しにくかった、柔らかくレトロな雰囲気の味わいある表現を、各種情報端末のビューアーやWebサイト等でも実現します。
フォーマットはOpenTypeで、文字セットはAdobe-Japan1-3(9,354字)です。 MORISAWA PASSPORT製品、 MORISAWA Font Select Pack製品で販売する他、 クラウドフォントサービス「TypeSquare」でも提供する予定です。
※MORISAWA PASSPORTのユーザであれば、今秋以降にダウンロードが可能です。
※新元号の合字グリフ「令和」に対応する新しい規格(Adobe-Japan1-7)に対応します。
- 提供開始時期:2020年秋
- 提供書体:秀英アンチック+
- 秀英にじみアンチック
- フォーマット:OpenType
- 文字セット:StdN
- ※詳細はこちらのウェブサイトをご覧下さい。
この秋、「秀英アンチック」がパワーアップします!
秀英体ファミリーとあわせて、ぜひ様々なシチュエーションでご愛顧ください!