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2022.01.11
ニュース 感情フォント

感情表現フォントシステムが「エキマトペ」に使われました

「エキマトペ」とは駅のアナウンスを文字と手話でリアルタイムに表示する他、電車の音や駅に流れる環境音を漫画風イラストでオノマトペとしてリアルタイムに表示する装置です。この「エキマトペ」で感情表現フォントシステムが使われました。こちらの動画でご覧ください。



エキマトペ公式サイトはこちら。




「エキマトペ」の取り組み

JR東日本、富士通、大日本印刷(DNP)のオリパラ協賛企業3社合同プロジェクトで、誰もが使いやすく毎日の鉄道利用が楽しくなるような体験を目指し、川崎市立聾学校の子どもたちと一緒に考えたアイデアから生まれたものです。


実証実験の内容

日時:2021年9月13日から15日の3日間 場所:JR巣鴨駅ホーム
プロジェクトチーム:東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)、富士通株式会社、大日本印刷株式会社(DNP)
特別協力:川崎市立聾学校
システム協力:FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC、FUJITSU Software LiveTalk、DNP感情表現フォントシステム


3社での取り組みのきっかけ

2021年3月に、オリパラ関連連携企業・団体7社が「共生社会の実現」をテーマに開催したオンラインイベントで、DNPは「感情表現フォントシステム」を紹介し、富士通は振動と光の強さで音を知覚できる製品「Ontenna」を紹介しました。視聴していたJR東日本社員から両社の技術のコラボを提案いただいたのがきっかけです。


感情表現フォントシステムの使用

駅員のマイクから取得した駅アナウンスをリアルタイムに文字に変換※し、文章の意味や感情に合わせてフォントを自動的に変化させ、モニターに表示します。

※音声認識の仕組みには富士通のLiveTalkが使用されました。

感情表現フォントシステムが使われたアナウンス表示


感情表現フォントシステムが使われたアナウンス表示